まだ大丈夫だった2021年
2021年の写真を見ていると、義母はまだ家事も普通に出来たし、ひ孫誕生を喜んでいる様子が確認できます。
ああ、まだこの頃は義母に表情があったなあ…
お盆にひ孫を連れて家族みんなが集まった時、義母は足腰が弱ってはいるものの普通に生活していました。
さすがに料理は私がしましたけど。
義母は几帳面な人で、終活のためにきちんと家の中を片付け、メモをあちこちに貼っていました。
誰からもらったものか、いつ買ったものか、〇〇はどこに入っているか、など…
毎年作るおせちのレシピや、お寺や神社に出している金額をすべてノートに記していました。
義父もなんでも手帳に記す几帳面な人だったせいか、夫も義姉も本当にきちんと整理整頓してまめに記録をつける人なんですよ。私とは大違いです。
かすかな変化
2021年~22年の年末年始、私達夫婦は義母の家へ行きひっそりと年越しをしました。
この時もまだ義母は料理が作れましたし、ストーブや家電の操作も問題ありませんでした。
変化と言えば、料理をちょっと面倒がるようになっていたことかなあ。
それから以前は言わなかった「めんどくさい」を息子である夫の前でよく言うようになり、子供達が言うには電話もあっさり切るようになったと。
うちの母もそうですが、高齢になるとあまり歯に衣を着せなくなって悪口を言いがちになるので、そのせいもあったと思うのですが、
でも私にはまだ気を遣っていてそんな兆しはなかったのです。
まだ一人暮らしが無理!というようには感じられなかったんですよね…
2022年の春になっても一人で歩いて近所に買い物に行っていたのです。