義母の介護と介護ストレス解消日記

2022年、高齢の義母を呼び寄せてホームに入れました。週3回通って世話をする毎日からその後と、合間のストレス解消旅行について記録しています。

義母を呼び寄せるまで⑤ 要介護認定


要介護認定を受ける


このような状態になったら、まずしなければならないのは、要介護認定だそうです。

全く知りませんでしたが、高齢者が公的あるいは私的なサービスを受けるためには、要介護認定を受けていないと不自由なのです。

要介護認定については前もって電話で聞いてあったので、6月に再訪した際、私たち夫婦は二人でケアマネージャーさんの話を聞きました。

まずケアマネさんとの話し合い。それから担当者と母との面談があって認定されるとのこと。

もちろん面談の際には一緒にいたいのですが、私達にも仕事があります。

義母の町にずっと泊まり込むことはできないため、ショートステイができるようになるまでは夫の従姉に世話を頼みました。

とはいえまかせっきりにはできませんから、毎日のように車で長距離運転をして通いました。

まだコロナ自粛期間だったため、高速のサービスエリアのサービスが完全に復活していなかったのはちょっと痛かったですね。

私は職場に1ヵ月休みをもらうことにしました。


若いケアマネさんとお話しして、要介護認定と受けられるサービス、施設についていろいろ説明を聞きましたが、よく覚えていません。

ちょっとパニックになっていたのでしょうか。まさか短期間にこれほど悪化するとは思わなかったのです。

とはいえ田舎なので比較的早く認定を受けることができ、要支援1(見込)となりました。

一番介護度が低い認定なのですが、取りあえず認定見込みとされればいいのです。


義母をどうするか


問題は義母を今後どうするか。もう一人暮らしはさせられません。

かといって私達のどちらかが同居して介護することも無理。

私達が住むマンションに引き取るのも絶対無理。夫は私がそこまでの犠牲を払うことを求めていません。

なのでゴールは施設に入れること。施設が見つかるまではショートステイをつないでいくことになりました。


義母は別人のようになった、とまではいかないのですが、かなりうつっぽい感じの人になってしまいました。

二言目には「胸が苦しい」「背中が痛い」「早く死にたい」「早く(おじいちゃんに)迎えに来て欲しい」「生きていてもしょうがない」という。

私は「お義母さんは健康診断によると全くの健康体なので、すぐには死ねませんよ」といいつつ散歩させたり、マッサージしたり、体操をさせたりしたのですが、時間が経つとまた同じことを言い始めます。


また義母は無気力・無関心になって、毎日読んでいた新聞も読まなくなり、テレビのニュースも、天気予報すら見なくなりました。

とにかく動かない。何もしないでじっと座っているだけなのです。認知症の始まりなのでしょうか。

それに身の回りに構わなくなったのは困りました。

  • 洗顔・歯磨きをしない
  • 自発的に食事をしない
  • 水も飲まない
  • 入浴しない
  • パジャマに着替えずにベッドに入る
  • そもそも着替えを全くしない

食事はさすがにお腹がすくと何か食べようと思うので、バナナなどすぐに食べられるものをそばに置きました。

それから家電の使用方法を忘れてしまったようで、固定電話ならなんとか使えるけど、ファックスは無理、という感じ。

テレビは観られるけれど、観ようとしない。まったく興味がないから。

冬でなくて幸いでした。ストーブの操作はもう無理だったと思います。

でもエアコンの操作は忘れてしまっていました。