背中と胸の痛み
以前も書いたように、義母は肉体的な不安から独り暮らしが難しいと言い始めました。
ずっと言っていたのが「背中が痛いというか重苦しい」「胸が苦しい」でした。
とにかくそのことでしょっちゅう電話が来るくらい。
最初のうちは夫に電話していたのですが、やがて私に毎日電話が来るようになりました。
内容としては「胸が重苦しいんだけど、もう死ぬんじゃないだろうか」というもの。
早く死にたいといつも言っているのですが、それはぽっくり逝きたいということで、病気で死んだりするのは嫌らしい。
要介護認定のためにもといた町で県立病院へ行った時に医師に訴えたのですが、そこで医師に言われたのは一言「もう90歳だからねえ」。
特に内臓に悪い所は認められなかったでそう言ったんでしょうけどヒドイ。
義母はちょっと高血圧気味なだけで、病気は一切なかったし、それまで風邪をひくくらいでほとんど病気知らずでした。
肩がこるということもなく、腰が痛いと言っていたものも温泉へ通って治ったし。
だから身体的な不調や痛みには敏感だと言えます。それまでほとんどなかったのですから。
スポーツをしていた人間から見ると、運動不足、ずっと同じ姿勢でいること、絶えず身体に力を入れていることが原因だと思うんですけど…
病院通いから訪問マッサージへ
私が行った時には必ず体操をさせたり散歩させたりしたのですが、それでもいつもそのことを訴えるので、いくつか病院へ行きました。
いずれにしても、引っ越し先で再度要介護認定を受けて「要支援2」になることも希望していましたし、病院は必須でした。
高血圧の薬を出してもらわなくてはならなかったので、まずは近くの病院を受診し、要介護認定のための診断もしてもらいました。
でもここでも胸や背中の痛みの原因は特に認められないと。
たぶん運動不足だろうと言われました。知ってた。
でも本人が痛みを訴えるので、放っておくわけにはいきません。
知り合いに紹介してもらった整形外科へ行ってきました。
まあ診断は同じなんですけど、それでも体操を指南して頂いたのでまだよかったかな。
最終的には週3回マッサージ師に来てもらうことにしました。
こういうサービスを利用することにしたのです。
定期的に医師の診断を受けることで医療保険が適用され、安価に訪問マッサージを利用できるサービスです。
精神的なものもあったのでしょうが、このおかげで義母が痛みを訴えることはあまりなくなりました。